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11月29日(待降節第1主日)の礼拝と説教

主の御名を賛美いたします。


おはようございます。直前のお知らせとなって申し訳ありません。


待降節(アドヴェント)を迎えています、新しい教会暦の始まりは御子キリストの到来を待ち望む時として過ごしてまいります。私たちの罪の赦しのために来られる方を迎える備えとして、悔い改めをもってご一緒に歩んでまいりましょう。


新型コロナウイルスの感染拡大が心配です。

ご不安をお覚えの方々はどうぞそれぞれの場所でも神様の恵みは等しくありますから、ご無理をなさらないでください。


礼拝は引き続いて短縮式文での礼拝と、Facebookでライブ配信を致します。 ご一緒にそれぞれのところで神様の恵みに与かってまいりましょう。 出席適わない方は、以下のフェイスブックで配信をご覧ください。 https://www.facebook.com/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%A6%8F%E9%9F%B3%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%86%E3%83%AB%E8%A5%BF%E5%AE%AE%E6%95%99%E4%BC%9A-284764385794229 また、礼拝後は教会のYouTube(ユーチューブ)に掲載しておきますので、そちらからでもいつでもご覧になれます。以下のリンクを選択してください。 https://www.youtube.com/channel/UCzbeaT4xiANne1wCKYqhUzg?view_as=subscriber 気温も段々と冬が近づいていることを感じます。朝晩もすっかり冷え込んでおります。どうぞお一人おひとりの心身の健康が守られますようにお祈りしています。 何かございましたらいつでも牧師までお申し出ください。 牧師



礼拝式文 待降節第1主日


1. 前奏 (神様への思いを向ける準備をいたしましょう)

2. 祝福の挨拶

司式)父と子と聖霊のみ名によって  会衆)アーメン

3. キリエ 

司式)主よ、憐れんでください。      会衆)主よ、憐れんでください。

司式)キリストよ、憐れんでください。  会衆)キリストよ、憐れんでください。

司式)主よ、憐れんでください。      会衆)主よ、憐れんでください。

4. 讃美唱 詩編 80編2節‐8節&18節‐20節

80:2イスラエルを養う方/ヨセフを羊の群れのように導かれる方よ/御耳を傾けてください。ケルビムの上に座し、顕現してください

3エフライム、ベニヤミン、マナセの前(まえ)に。目覚(めざ)めて御力(みちから)を振(ふ)るい/わたしたちを救(すく)うために来(き)てください。

4神よ、わたしたちを連れ帰り/御顔の光を輝かせ/わたしたちをお救いください。

5万軍(ばんぐん)の神(かみ)、主(しゅ)よ、あなたの民(たみ)は祈(いの)っています。いつまで怒(いか)りの煙(けむり)をはき続(つづ)けられるのですか。

6あなたは涙のパンをわたしたちに食べさせ/なお、三倍の涙を飲ませられます。

7わたしたちは近隣(きんりん)の民(たみ)のいさかいの的(まと)とされ/敵(てき)はそれを嘲笑(あざわら)います。

8万軍の神よ、わたしたちを連れ帰り/御顔の光を輝かせ/わたしたちをお救いください。

18御手(みて)があなたの右(みぎ)に立(た)つ人(ひと)の上(うえ)にあり/御自分(ごじぶん)のために強(つよ)められた/人(ひと)の子(こ)の上(うえ)にありますように。

19わたしたちはあなたを離れません。命を得させ、御名を呼ばせてください。

20万軍(ばんぐん)の神(かみ)、主(しゅ)よ、わたしたちを連(つ)れ帰(かえ)り/御顔(みかお)の光(ひかり)を輝(かがや)かせ/わたしたちをお救(すく)いください。

司式)父、み子、聖霊の神にみ栄えあれ、

会衆)初めも今ものちも、世々に絶えず。アーメン

5. 主日の祈り

全員)主イエス・キリスト、力を奮って来てください。新しい日が来るまで、私たちを憐れんで迫り来る罪の脅威から守り、非の打ち所のない者にしてください。父と聖霊とともに、あなたは永遠に唯一の主です。アーメン。

6. 聖書朗読

第一日課 イザヤ書 63章19節b‐64章8節 (旧)1166頁

63:19bどうか、天を裂いて降ってください。御前に山々が揺れ動くように。

64:1柴が火に燃えれば、湯が煮えたつように/あなたの御名が敵に示されれば/国々は御前に震える。

2期待もしなかった恐るべき業と共に降られれば/あなたの御前に山々は揺れ動く。

3あなたを待つ者に計らってくださる方は/神よ、あなたのほかにはありません。昔から、ほかに聞いた者も耳にした者も/目に見た者もありません。

4喜んで正しいことを行い/あなたの道に従って、あなたを心に留める者を/あなたは迎えてくださいます。あなたは憤られました/わたしたちが罪を犯したからです。しかし、あなたの御業によって/わたしたちはとこしえに救われます。

5わたしたちは皆、汚れた者となり/正しい業もすべて汚れた着物のようになった。わたしたちは皆、枯れ葉のようになり/わたしたちの悪は風のように/わたしたちを運び去った。

6あなたの御名を呼ぶ者はなくなり/奮い立ってあなたにすがろうとする者もない。あなたはわたしたちから御顔を隠し/わたしたちの悪のゆえに、力を奪われた。

7しかし、主よ、あなたは我らの父。わたしたちは粘土、あなたは陶工/わたしたちは皆、あなたの御手の業。

8どうか主が、激しく怒られることなく/いつまでも悪に心を留められることなく/あなたの民であるわたしたちすべてに/目を留めてくださるように。

第二日課 コリントの信徒への手紙一 1章3節‐9節 (新)299頁

1:3わたしたちの父である神と主イエス・キリストからの恵みと平和が、あなたがたにあるように。

4わたしは、あなたがたがキリスト・イエスによって神の恵みを受けたことについて、いつもわたしの神に感謝しています。5あなたがたはキリストに結ばれ、あらゆる言葉、あらゆる知識において、すべての点で豊かにされています。6こうして、キリストについての証しがあなたがたの間で確かなものとなったので、7その結果、あなたがたは賜物に何一つ欠けるところがなく、わたしたちの主イエス・キリストの現れを待ち望んでいます。8主も最後まであなたがたをしっかり支えて、わたしたちの主イエス・キリストの日に、非のうちどころのない者にしてくださいます。9神は真実な方です。この神によって、あなたがたは神の子、わたしたちの主イエス・キリストとの交わりに招き入れられたのです。

福 音 書 マルコによる福音書 13章24節‐37節 (新)89頁 (起立)

人の子が来る

13:24「それらの日には、このような苦難の後、/太陽は暗くなり、/月は光を放たず、25星は空から落ち、/天体は揺り動かされる。26そのとき、人の子が大いなる力と栄光を帯びて雲に乗って来るのを、人々は見る。27そのとき、人の子は天使たちを遣わし、地の果てから天の果てまで、彼によって選ばれた人たちを四方から呼び集める。」

いちじくの木の教え

28「いちじくの木から教えを学びなさい。枝が柔らかくなり、葉が伸びると、夏の近づいたことが分かる。29それと同じように、あなたがたは、これらのことが起こるのを見たら、人の子が戸口に近づいていると悟りなさい。30はっきり言っておく。これらのことがみな起こるまでは、この時代は決して滅びない。31天地は滅びるが、わたしの言葉は決して滅びない。」

目を覚ましていなさい

32「その日、その時は、だれも知らない。天使たちも子も知らない。父だけがご存じである。33気をつけて、目を覚ましていなさい。その時がいつなのか、あなたがたには分からないからである。34それは、ちょうど、家を後に旅に出る人が、僕たちに仕事を割り当てて責任を持たせ、門番には目を覚ましているようにと、言いつけておくようなものだ。35だから、目を覚ましていなさい。いつ家の主人が帰って来るのか、夕方か、夜中か、鶏の鳴くころか、明け方か、あなたがたには分からないからである。36主人が突然帰って来て、あなたがたが眠っているのを見つけるかもしれない。37あなたがたに言うことは、すべての人に言うのだ。目を覚ましていなさい。」

7. 讃美歌 11番(教会讃美歌)




8. 説教 「救いが来るのは近い」 竹田 大地牧師

私たちの父なる神と主イエス・キリストから恵みと平安とが、あなたがたにあるように。

今日から新しい教会暦を迎え、そのはじめの時は「待降節」として過ごしてまいります。私たちの救い主である主イエス・キリストを待ち望む時として過ごしてまいります。今日から始まる4つの主日とその日々を通して、救い主の到来を御ことばからどのような御心が語られているのか聴いてまいりましょう。

そのはじめの日である今日与えられている福音の御ことばは、いわゆる終わりについてキリストが語られている御ことばです。なぜこのような喜ばしいことを待ち望むときにあって「終末」について聴いていくのでしょうか。それは、終わりの時もまた救いの完成の時として示されているからであり、その時に向かって生きるということは、救いの時への備えを意味します。

そういう意味で、終わりの時について待降節のこの時に御ことばから聴いていくということは、すなわちそれは神の救いの出来事である御子のご降誕への備えについても同様であるからです。終わりへの備えは、救いの到来、御子ご降誕の到来に向けてどのように心と思いを整えていくのか大事な指針を私たちに与えるのです。

さて、そこで今日与えられているほかの御ことばに眼を向けていきますと、詩編80編4節、8節、20節には「神よ、(あるいは「万軍の神、主よ」)わたしたちを連れ帰り/御顔の光を輝かせ/わたしたちをお救いください。」という祈りが記されています。

この詩編が執筆された背景は、イスラエルが滅ぼされ、ユダヤ人たちがバビロン捕囚という大きな苦難を味わい、同胞たちが散り散りになった時代です。

国を失い、信仰において依るべき神殿を失い、家族、友人たちと離れ離れになり、散らされた時、それはある意味で自分たちの未来が見通せず、不安と恐れが襲う時でもあります。今、私たちは新型コロナウイルスの脅威の下にあります。治療方法も確立されておらず、見えないウイルスに恐怖しながら日々を過ごさねばなりません。バビロン捕囚の影響にあったユダヤ人たちと全く同じとは言いませんが、いずれにしても人間は歴史の中で何度もこういった魂の危機を覚えなければならない状況に置かれました。

それは、魂の危機とも言えます。本当は、それでも真っすぐに神を見つめ、神に信頼すべきであります。しかし、孤独に陥ると人の心は、神の存在を見失い、行くべき道、目標を見失い、ましてや人間は本来的に罪人でありますから、義しい道を歩むことはできませんから、ますます見当違いな方へ進んでしまいますし、自分がどこへ向かえば良いのかも分からずその場にうずくまって動けなくなってしまいます。

失うことは、人間にとって最も恐れることです。そして、人間にとって最も恐れるべきは、神を見失い、真の孤独に陥ってしまうことです。神から「主が共に」にという福音を聴いています。しかし人間は、この福音を聴けなくなってしまい、恐れと哀しみに囚われてしまいます。

危機によってこうして私たちはあらゆる面で更に危機へと陥ります。迷ってしまいます。見失ってしまいます。孤独に囚われてしまいます。

しかしながら、そのような私たちに対して、キリストは「天地は滅びるが、わたしの言葉は決して滅びない」と語りかけてくださいます。神を見失い、路頭に迷い、散り散りにされているこの私の魂にキリストは、決して滅びることのない確かなものがあることを教えてくださっています。そして、この「言葉」とは、キリスト御自身を指し示します。

私たち人間の命はいつも危機に晒されています。古のイスラエルの民も荒野を行かねばなりませんでした。祖国を失い同胞は散り散りになりました。キリストの時代においても深い闇が人々の心を覆っていました。そして、時を経てなお、どの時代においても大きな戦争があり、病が流行り、いつも人の命は、身体的にも心理的にも傷つけられているのです。

そのような人間の営み、歴史に神は深く関わってくださり、何かを失い悲しみに暮れる私たちの魂に、「天地は滅びるが、わたしの言葉は決して滅びない」という力強い福音を告げ知らせてくださるのです。その証しとして神は、キリストを世に遣わそうとしてくださっています。

この喜びを待ち望み、受け入れる備えの時が待降節なのです。ですから、今一度私たちは、神の福音こそがすべてを癒し、励まし、力づける、何よりも貴い賜物であることを覚え、福音を土台とする確かな命を生きる喜びを覚えていきたいと思うのです。

皆さんにもきっと愛唱聖句があるかと思います。折に触れてその福音に力づけられてきた経験があることでしょう。まさに、その力の源に堅く立ちなさいと神はこの御ことばを通して教えてくださっています。

一時的な満たしではなく、永遠に神から約束され、この世のものが失った欠けを満たすことが出来ない喪失を福音は満たしてくださっています。そして、この何とも言えぬ喪失感を今、社会全体、地球規模で私たちは味わっています。そのような時に、その魂の危機に語り掛ける「言葉」があることの恵みを覚えながら歩んでまいりましょう。そして、今、世界規模で命の危機に瀕しているすべての人にこの福音こそが、この危機を乗り越える力、希望の光であることを宣べ伝えてまいりましょう。

人知ではとうてい測り知ることのできない神の平安が、あなたがたの心と思いとを、キリスト・イエスにあって守るように。

9. 信仰告白 (起立)

司式)使徒信条によって、信仰の告白を共にしましょう。

全員)天地の造り主、全能の父である神を私は信じます。

そのひとり子、私たちの主イエス・キリストを、私は信じます。主は聖霊によってやどり、おとめマリヤから生まれ、ポンテオ・ピラトのもとに苦しみを受け、十字架につけられ、死んで葬られ、陰府に下り、三日目に死人のうちから復活し、天に上られました。そして全能の父である神の右に座し、そこから来て、生きている人と死んだ人とをさばかれます。

聖霊を私は信じます。また聖なる公同の教会、聖徒の交わり、罪の赦し、からだの復活、永遠のいのちを信じます。(アーメン)

10. 献金

11. 教会の祈り

12. 主の祈り (起立)

司式)祈りましょう

全員)天の父よ。

み名があがめられますように。

み国が来ますように。

み心が天で行なわれるように、地上でも行なわれますように。

私たちに今日もこの日の糧をお与えください。

私たちに罪を犯した者を赦しましたから、

私たちの犯した罪をお赦しください。

私たちを誘惑から導き出して、悪からお救いください。

(み国も力も栄光もとこしえにあなたのものだからです。)

(アーメン)

13. 祝福 (起立)

司式)主があなたを祝福し、あなたを守られます。

主がみ顔をもってあなたを照らし、あなたに恵みを与えられます。

主がみ顔をあなたに向け、あなたに平安を賜わります。

父と子と聖霊のみ名によって。



会衆)アーメン、アーメン、アーメン。

14. 後奏

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