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12月24日(クリスマス・イヴ礼拝)の式文と説教

皆さまへ




主の御名を讃美いたします。


クリスマスおめでとうございます。

大変な状況下で迎えたクリスマス・イヴの日です。

御子ご降誕の喜びが本当の希望であることを切に覚えていきたいと今年ほど思わされる時は無いでしょう。

本日は、予定通り18時30分から当教会でクリスマス・イヴ礼拝を行ってまいります。換気のために窓を一部開けたまま礼拝を執り行いますので防寒着を着てきてください。


新型コロナウイルス感染のご心配などございます方はどうぞご無理をなさらないでください。いつもの礼拝と同じようにフェイスブックでの配信と、礼拝後にYouTubeに礼拝の模様をアップロードいたします。


礼拝に来られる方は以下のことを厳守していただきますようお願いいたします。 1.検温をお願いいたします。37度以上の方は出席をお断りさせていただきます) 2.手指消毒をお願いいたします。 3.マスクの着用をお願いいたします。ご自身が無症状で罹患されているかもしれないという可能性があることを考慮していただきますようお願いいたします。 4.着席の際には、座席の十字架のしるしがある所にご着席ください。十分な間隔を空けて座りましょう。 フェイスブックの配信をご覧になられる方は以下のリンクを選択してご覧ください。 https://www.facebook.com/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%A6%8F%E9%9F%B3%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%86%E3%83%AB%E8%A5%BF%E5%AE%AE%E6%95%99%E4%BC%9A-284764385794229 YouTube(ユーチューブ)の映像をご覧になられる方は以下のリンクを選択してご覧ください。 https://www.youtube.com/channel/UCzbeaT4xiANne1wCKYqhUzg?view_as=subscriber 今後の予定は以下の通りです。 12月27日(日)10時30分から 降誕節第1主日礼拝(短縮式文) 2021年1月3日(日)10時30分から 降誕節第2主日(短縮式文・聖餐式) 2021年1月31日(日) 2021年西宮教会総会 また、皆さんの週報ボックスに2021年の維持献金袋を入れておきます。どうぞ引き続き西宮教会の健全な運営を覚えてお祈りください。 寒くなっております。どうぞ集われる方はどうぞ温かくしてお越しください。 また、皆さんの心身の健康がこれからも主の御守りの内にありますように。 牧師



クリスマス・イヴ礼拝式文

1. 前奏  

※前奏に合わせてキャンドルに点火をいたします。

2. み名による祝福

司式)父と子と聖霊のみ名によって       会衆)アーメン

3. 讃美歌 教団讃美歌 103番 「牧人ひつじを」



4. キリエ

司式)主よ、憐れんでください。

会衆)主(しゅ)よ、憐(あわ)れんでください。

司式)キリストよ、憐れんでください。  

会衆)キリストよ、憐(あわ)れんでください。

司式)主よ、憐れんでください。

会衆)主(しゅ)よ、憐(あわ)れんでください。

5. 特別の祈り

司式)ご一緒にお祈りいたしましょう。

全員)全能の神様。あなたは聖なる夜をまことの光で照らしてくださいました。地の上ではキリストの光の中を歩み、終わりの日には御子の栄光の輝きに目覚めることができますように。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン

6. 聖書朗読 イザヤ書9章2節‐7節 (旧)1073頁

9:1闇の中を歩む民は、大いなる光を見/死の陰の地に住む者の上に、光が輝いた。

2あなたは深い喜びと/大きな楽しみをお与えになり/人々は御前に喜び祝った。刈り入れの時を祝うように/戦利品を分け合って楽しむように。

3彼らの負う軛、肩を打つ杖、虐げる者の鞭を/あなたはミディアンの日のように/折ってくださった。

4地を踏み鳴らした兵士の靴/血にまみれた軍服はことごとく/火に投げ込まれ、焼き尽くされた。

5ひとりのみどりごがわたしたちのために生まれた。ひとりの男の子がわたしたちに与えられた。権威が彼の肩にある。その名は、「驚くべき指導者、力ある神/永遠の父、平和の君」と唱えられる。

6ダビデの王座とその王国に権威は増し/平和は絶えることがない。王国は正義と恵みの業によって/今もそしてとこしえに、立てられ支えられる。万軍の主の熱意がこれを成し遂げる。

7. 聖書朗読 テトスへの手紙2章11節‐14節 (新)397頁

2:11実に、すべての人々に救いをもたらす神の恵みが現れました。12その恵みは、わたしたちが不信心と現世的な欲望を捨てて、この世で、思慮深く、正しく、信心深く生活するように教え、13また、祝福に満ちた希望、すなわち偉大なる神であり、わたしたちの救い主であるイエス・キリストの栄光の現れを待ち望むように教えています。14キリストがわたしたちのために御自身を献げられたのは、わたしたちをあらゆる不法から贖い出し、良い行いに熱心な民を御自分のものとして清めるためだったのです。

8. 聖書朗読 (起立) ルカによる福音書2章1節‐20節 (新)103頁

2:1そのころ、皇帝アウグストゥスから全領土の住民に、登録をせよとの勅令が出た。2これは、キリニウスがシリア州の総督であったときに行われた最初の住民登録である。3人々は皆、登録するためにおのおの自分の町へ旅立った。4ヨセフもダビデの家に属し、その血筋であったので、ガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。5身ごもっていた、いいなずけのマリアと一緒に登録するためである。6ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、7初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。8その地方で羊飼いたちが野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた。9すると、主の天使が近づき、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。10天使は言った。「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。11今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。12あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」13すると、突然、この天使に天の大軍が加わり、神を賛美して言った。14「いと高きところには栄光、神にあれ、/地には平和、御心に適う人にあれ。」15天使たちが離れて天に去ったとき、羊飼いたちは、「さあ、ベツレヘムへ行こう。主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか」と話し合った。16そして急いで行って、マリアとヨセフ、また飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を探し当てた。17その光景を見て、羊飼いたちは、この幼子について天使が話してくれたことを人々に知らせた。18聞いた者は皆、羊飼いたちの話を不思議に思った。19しかし、マリアはこれらの出来事をすべて心に納めて、思い巡らしていた。20羊飼いたちは、見聞きしたことがすべて天使の話したとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。

9. 讃美歌 教団讃美歌109番 「きよしこのよる」





10. 説教 「大きな喜び」 竹田大地牧師

私たちの父なる神と主イエス・キリストから恵みと平安とが、あなたがたにあるように。

本日は、キリストの降誕を覚える日として私たちは過ごしています。本当に大きな喜びが私たちのもとに来られたことを覚えます。特に今年は新型コロナウイルスによって世界中が暗闇に包まれており、この長いトンネルをいつ抜けることができるのかという不安や恐れが私たちの心身を蝕んでいます。ですからひと際、この御子イエスご降誕の喜びを噛みしめたいという思いが強くあります。

このような状況下で痛感させられたことは、人間はなんと愚かで、弱く、脆い存在かということです。政治も混乱をしています。人々の生活も一変し、それに合わせることの難しさを覚えることも多々あります。最近ではこの状況に麻痺して、少し気が緩んでいるようにも思います。人は低きに流れますから仕方のないことなのかもしれません。また、一変した世界の中で残念なことに自ら命を絶ってしまう人がいつもより多いという悲しい報道も耳にします。

いずれにしてもこの新型コロナウイルスによって私たちは様々な場面や出来事を通して人間の負の部分を痛感せざるを得ない状況に置かれてしまっています。0.1マイクロメートル、0.001ミリという小さなウイルスによって人間の体も心も蝕まれています。つくづく人間は弱く乏しく、なんと脆い存在なのかと思わされます。

そのような中で私たちはクリスマスを迎えています。イザヤ書の御ことばに眼を向けてみますと「彼らの負う軛、肩を打つ杖、虐げる者の鞭を/あなたはミディアンの日のように/折ってくださった。」と語られています。「ミディアンの日」というのは士師記でギデオンがミディアンの軍勢に勝利した出来事を想起させています。この出来事はミディアンの大軍に対して、イスラエルの人々が勝利した時に驕り高ぶらないように主が命じて300人で戦いに臨み勝利した出来事です。

いと小さき者が神の導きと支えによって大勝利を収め、神の救いの出来事です。この出来事と御子キリストのご降誕を想い起すとき、キリストのご降誕の時にもその救いの出来事に最初に知らされたのは、羊飼いたちでした。羊飼いは、当時人々から蔑まれていた職にある人たちでした。非常に小さくされ、弱い存在です。そして、信仰的にもユダヤ教の定める祭儀や掟をその生業のために必ずしも守ることのできるような職ではありませんでした。それゆえ、彼らもまた罪人だから近づかないようにしようという視線を浴びていたのです。

弱さや貧しさは誰もが受け入れ難いことです。弱さや貧しさを誰も負いたいとは思いません。できることならば強さや名声、富を得たいと思うのが人間の性です。しかしながら、ミディアンの日に神が私たちに示されたことは、私たちの弱さを受け入れていくことです。常識的に300人で大軍に勝てるなど誰も思いません。ましてや、自分の小ささに恐れや不安を抱くばかりです。

しかしながら、その小ささ、弱さ、不安、恐れのある所にキリストは来られました。しかも、それはミディアンの日、イスラエルの民に臨んだのはたった一人の神であったように、たった一人の方がイスラエルに臨んだことによってイスラエルはミディアンに勝利をしました。クリスマスもまた、たった一人のお方、しかも「嬰児」「赤ん坊」である御子イエスを通して、私たちの救い主が、私たちのためにお生まれになったことを伝えています。

多勢に無勢のように思います。世の暗闇、人々の心と体を蝕む暗闇にとっても多勢に無勢に思えるような出来事です。しかしながら、この小さな、小さな命こそが私たちに大きな恵みと喜びをもたらし、私たちを確信へと導くのです。大きな富や名声、権威のある所ではなく、神は小さくされ、虐げられ、弱くされているところに来られるのです。

そして、この小さいと思える事柄を通して大きな喜びを顕してくださったのです。み使いたちは羊飼いに「大きな喜びを告げる」と語りかけました。

この神の御ことばが御子イエスの生まれたばかりのお姿を通して私たちに与えられた「しるし」となって目の前に現れました。私たち人間を救いへと導くというみ心が、私たちの希望や妄想ではなく、具体的に神が私たちのためにお働きくださり、神の救いが現実のものとなっていることを証ししています。

弱く、乏しく、愚かで、小さく、救いがたいように思える私たち一人ひとりのために神はお働きくださり、御子イエスを私たちのもとに送ってくだったのです。何よりもこの小さく、乏しく、弱い私のために神御自身が働いてくださっているという驚きと喜びと恵みを与えられています。世の栄光も、権威も、名声も見ることがなくつまらない人生を終えるのだろう、信仰的にも律法を守ることなどできない生業の故に救いの恵みに与かることなど無いだろうと思っていた羊飼い、ダビデの血筋とはいえ、泊る所もなく社会の端に追いやられ、婚姻前の妊娠によって打ち震え、命の危機にあった貧しい夫婦のところに神の栄光が顕されていることに大きな命の意味の逆転が起こっていることを知らされます。

義しくない、弱い者、誰も目もくれない傷ついた人々、心に重荷を負う者、信仰的に欠け多き罪人の所に神は来られ「あなたがたのために救い主がお生まれになった」という大きな喜びを告げ知らせ、幼子イエスとの出会いを与えてくださるのです。

私たちも今、新型コロナウイルスの影響で大きな不安と恐れが心と体を支配し、暗闇の中を歩んでいるような気持ちがあります。しかし、そのような中でこの恐れと不安に取りつかれた私たちのために救い主が来られ、お生まれになったことを知らされています。それは神が私たちと共に居て、私たちの恐れと不安と痛みから救い出すためにお働きくださっていることのしるしです。

この方の守りと導きの内に私たちの命があります。むしろこの方にこそ私たちの恐れと不安から解放する御力と慰めと励まし、あらゆることに勝利する御力があります。ギデオンに神がミディアンに勝利したことに驕り高ぶらないようにイスラエルの民を300人まで絞ったのと同様に、私たちも小さき者でしかない、弱き者でしかないことを深く刻み、真に頼り、委ね、この囚われている思いから解き放ってくださる方が誰であるかを覚えていきたいと思います。

同時に、暗闇が支配し、不安が蔓延する社会の中で、真の救い主として来られ、私たちを救い出そうと御力を振るい、御手を伸ばしてくださり、大きな喜びと平安の源である神が共に生きて働いてくださっているという何よりも光に溢れた希望をご一緒に伝えてまいりましょう。

御子イエスと出会い、大きな喜びに満たされた羊飼いたちが賛美しながら帰っていたように、この会堂から遣わされる私たちも大きな喜びを携えて、主を賛美しながら遣わされている所へ歩んでまいりましょう。そこで神の御ことば、希望、光を真に待ち望んでいる人々に御ことばの喜びと恵みを届け、共に神によって生かされている命の恵みを分かち合ってまいりましょう。

すべての人の上に御子との出会いによって与えられる癒しと励まし、慰め、力づけが豊かにありますように。クリスマスおめでとうございます。

人知ではとうてい測り知ることのできない神の平安が、あなたがたの心と思いとを、キリスト・イエスにあって守るように。


11. 献金

※御子イエス・キリストご降誕の喜びのお気持ちをお献げください。

※照明を点灯します。お手元のろうそくを消してください。

12. お祈り

l 御子ご降誕の喜びがすべての人の上にあるように。

l 新型コロナウイルスの一日も早い収束のために。

l 世界平和のために。特に貧困、迫害、差別の中に置かれている人々のために。

l 兵庫地区にある西宮教会、神戸東教会、神戸教会の宣教の業を覚えて。

l 西宮教会に連なるすべての人の健康と生活が守られるように。

13. 主の祈り (起立)

司式)祈りましょう。

全員)天(てん)にましますわれらの父(ちち)よ。

願(ねが)わくは御(み)名(な)をあがめさせたまえ。

み国(くに)を来(き)たらせたまえ。

み心(こころ)の天(てん)になるごとく、地(ち)にもなさせたまえ。

我(われ)らの日(ひ)ごとの糧(かて)を今日(きょう)も与(あた)えたまえ。

我(われ)らに罪(つみ)を犯(おか)す者(もの)を 我(われ)らが赦(ゆる)すごとく

われらの罪(つみ)をも赦(ゆる)したまえ。

我(われ)らを試(こころ)みにあわせず、悪(あく)より救(すく)い出(だ)したまえ。

(国(くに)と力(ちから)と栄(さか)えとは、限(かぎ)りなくなんじのものなればなり。)

アーメン

14. 祝福

司式)主があなたを祝福し、あなたを守られます。

主がみ顔をもってあなたを照らし、あなたに恵みを与えられます。

主がみ顔をあなたに向け、あなたに平安を賜わります。

父と子と聖霊のみ名によって。

全員)アーメン、アーメン、アーメン

15. 讃美歌 教団讃美歌106番 「あら野のはてに」




16. 後奏

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