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5月31日(聖霊降臨祭)の式文と説教

礼拝式文 聖霊降臨(ペンテコステ)主日 2020年5月31日(日) 【諸注意】 l 飛沫しないようにマスク着用をお願いいたします。 l 会衆の皆様は太字のところをご唱和ください。 l 本日のみ特別に感染防止の配慮をして聖餐式をいたします。 1. 前奏 2. 祝福の挨拶 司式)父と子と聖霊のみ名によって 会衆)アーメン 3. キリエ ※ご家族と交唱してくださっても良いですし、お一人の場合は司式部分をお読みください。 司式)主よ、憐れんでください。   会衆)主よ、憐れんでください。 司式)キリストよ、憐れんでください。  会衆)キリストよ、憐れんでください。 司式)主よ、憐れんでください。   会衆)主よ、憐れんでください。 讃美唱 詩編104編24節‐34節、35節b ※1節ずつ交読いたします。 104:24主よ、御業はいかにおびただしいことか。あなたはすべてを知恵によって成し遂げられた。地はお造りになったものに満ちている。 25同じように、海も大きく豊かで/その中を動きまわる大小の生き物は数知れない。 26舟がそこを行き交い/お造りになったレビヤタンもそこに戯れる。 27彼らはすべて、あなたに望みをおき/ときに応じて食べ物をくださるのを待っている。 28あなたがお与えになるものを彼らは集め/御手を開かれれば彼らは良い物に満ち足りる。 29御顔みかおを隠されれば彼らは恐れ/息吹いぶきを取り上げられれば彼らは息絶え/元の塵ちりに返る。 30あなたは御自分の息を送って彼らを創造し/地の面を新たにされる。 31どうか、主の栄光がとこしえに続くように。主が御自分の業を喜び祝われるように。 32主が地を見渡されれば地は震え/山に触れられれば山は煙を上げる。 33命ある限り、わたしは主に向かって歌い/長らえる限り、わたしの神にほめ歌をうたおう。 34どうか、わたしの歌が御心にかなうように。わたしは主によって喜び祝う。 35bわたしの魂よ、主をたたえよ。ハレルヤ。 4. 主日の祈り A 司式)祈りましょう。 全員)神様。あなたはこの日、あなたを信じる者に聖霊を送って心を開いてくださいます。聖霊の光で導き、私たちが全てにおいて正しく判断し、あなたの平和の内にいつも喜ぶことができるようにしてださい。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン 5. 聖書朗読 第一日課 使徒言行録 2章1節‐21節 (新)214頁 聖霊が降る 2:1五旬祭の日が来て、一同が一つになって集まっていると、2突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。3そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。4すると、一同は聖霊に満たされ、“霊”が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。5さて、エルサレムには天下のあらゆる国から帰って来た、信心深いユダヤ人が住んでいたが、6この物音に大勢の人が集まって来た。そして、だれもかれも、自分の故郷の言葉が話されているのを聞いて、あっけにとられてしまった。7人々は驚き怪しんで言った。「話をしているこの人たちは、皆ガリラヤの人ではないか。8どうしてわたしたちは、めいめいが生まれた故郷の言葉を聞くのだろうか。9わたしたちの中には、パルティア、メディア、エラムからの者がおり、また、メソポタミア、ユダヤ、カパドキア、ポントス、アジア、10フリギア、パンフィリア、エジプト、キレネに接するリビア地方などに住む者もいる。また、ローマから来て滞在中の者、11ユダヤ人もいれば、ユダヤ教への改宗者もおり、クレタ、アラビアから来た者もいるのに、彼らがわたしたちの言葉で神の偉大な業を語っているのを聞こうとは。」12人々は皆驚き、とまどい、「いったい、これはどういうことなのか」と互いに言った。13しかし、「あの人たちは、新しいぶどう酒に酔っているのだ」と言って、あざける者もいた。 ペトロの説教 14すると、ペトロは十一人と共に立って、声を張り上げ、話し始めた。「ユダヤの方々、またエルサレムに住むすべての人たち、知っていただきたいことがあります。わたしの言葉に耳を傾けてください。15今は朝の九時ですから、この人たちは、あなたがたが考えているように、酒に酔っているのではありません。16そうではなく、これこそ預言者ヨエルを通して言われていたことなのです。 17『神は言われる。終わりの時に、/わたしの霊をすべての人に注ぐ。すると、あなたたちの息子と娘は預言し、/若者は幻を見、老人は夢を見る。 18わたしの僕やはしためにも、/そのときには、わたしの霊を注ぐ。すると、彼らは預言する。 19上では、天に不思議な業を、/下では、地に徴を示そう。血と火と立ちこめる煙が、それだ。 20主の偉大な輝かしい日が来る前に、/太陽は暗くなり、/月は血のように赤くなる。 21主の名を呼び求める者は皆、救われる。』 第二日課 コリントの信徒への手紙一 12章3節b‐13節 (新)315頁 12:3b神の霊によって語る人は、だれも「イエスは神から見捨てられよ」とは言わないし、また、聖霊によらなければ、だれも「イエスは主である」とは言えないのです。4賜物にはいろいろありますが、それをお与えになるのは同じ霊です。5務めにはいろいろありますが、それをお与えになるのは同じ主です。6働きにはいろいろありますが、すべての場合にすべてのことをなさるのは同じ神です。7一人一人に“霊”の働きが現れるのは、全体の益となるためです。8ある人には“霊”によって知恵の言葉、ある人には同じ“霊”によって知識の言葉が与えられ、9ある人にはその同じ“霊”によって信仰、ある人にはこの唯一の“霊”によって病気をいやす力、10ある人には奇跡を行う力、ある人には預言する力、ある人には霊を見分ける力、ある人には種々の異言を語る力、ある人には異言を解釈する力が与えられています。11これらすべてのことは、同じ唯一の“霊”の働きであって、“霊”は望むままに、それを一人一人に分け与えてくださるのです。 一つの体、多くの部分 12体は一つでも、多くの部分から成り、体のすべての部分の数は多くても、体は一つであるように、キリストの場合も同様である。13つまり、一つの霊によって、わたしたちは、ユダヤ人であろうとギリシア人であろうと、奴隷であろうと自由な身分の者であろうと、皆一つの体となるために洗礼を受け、皆一つの霊をのませてもらったのです。 福音書 ヨハネによる福音書 20章19節‐23節 (新)210頁 イエス、弟子たちに現れる 20:19その日、すなわち週の初めの日の夕方、弟子たちはユダヤ人を恐れて、自分たちのいる家の戸に鍵をかけていた。そこへ、イエスが来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。20そう言って、手とわき腹とをお見せになった。弟子たちは、主を見て喜んだ。21イエスは重ねて言われた。「あなたがたに平和があるように。父がわたしをお遣わしになったように、わたしもあなたがたを遣わす。」22そう言ってから、彼らに息を吹きかけて言われた。「聖霊を受けなさい。23だれの罪でも、あなたがたが赦せば、その罪は赦される。だれの罪でも、あなたがたが赦さなければ、赦されないまま残る。」 6. 説教 「聖霊から賜るそれぞれの力で」 竹田大地牧師 私たちの父なる神と主イエス・キリストから恵みと平安とが、あなたがたにあるように。 今日は、ペンテコステです。イースターを皆さんで礼拝堂に集うことが適いませんでしたから、嬉しい日を迎えられました。さて、今日のペンテコステは、教会の誕生の瞬間だと言われています。 先週の昇天主日で聖霊によって私たちは使徒たちと同じように、神との生きた、豊かな交わりを与えられるということを覚えてまいりました。 そのような神との交わりの根本には、私たちが神から赦された存在だという事がらが深く関係します。本来であれば私たちは、神との交わりを自ら断ってしまっていました。なぜならば、神から与えられる掟を守ることができないからです。私たちは本質的には、神を愛すること、また隣人を敬うこともできません。現在の私たちの社会などを見ても明らかなように、私たちは神を神とできない現状がありますし、隣人と共に生き難い世を生きています。私たち自身には罪があるという現実があるのです。 しかしながら、そのような罪深い私たちを神はそのままにしてはおかなかったのです。なぜならばキリストの「あなたがたに平和があるように。父がわたしをお遣わしになったように、わたしもあなたがたを遣わす。」という御ことばに示されています。 分裂や分断のあるところにキリストは平和があるようにという祝福を与えてくださいました。この平和はただ単に争いがないという次元の言葉ではありません。 この根底には先に申しましたように、私たちの罪が深く関わっています。なぜならば、真の平和とは、神との深い交わりのうちに生きることだからです。この事によって、人は人を敬い、養い、支え合い、愛し合うことができます。しかしながら、私たちは罪によって神との交わりが断絶した状態にありますし、この断絶を再び繋げることは、私たち自身にはできません。何故ならば、私たちは罪を犯し続けるからです。 神との交わりの回復を私たち自身が現実にできないことを神はご存知であり、その神がキリストを遣わし、十字架の死を通して、私たちの罪の贖いと赦しをお示しくださり、復活によって私たち一人ひとりの命が永遠に神と深い交わりのうちに生かされていることを十字架と復活の出来事を通して啓示されました。キリストご自身のお働き、すなわち神ご自身が私たちのためにお働き下さったことによって、私たちと神との間に、そして人と人との間に真の平和が成就することを現しています。 この前提に立ちながら、聖霊降臨の出来事を見つめていく時、さらにこの平和を現実のものとするためにキリストは、私たちをそれぞれの場に遣わしていくのです。そして、それは私という存在、身一つで遣わされていくのではなく「息を吹きかけて言われた。「聖霊を受けなさい。」」と記されているように、そこには人を生かす息吹がキリストから注がれているのです。それをキリストは聖霊と仰られました。 この聖霊を受けて私たちは、遣わされた場へと行くのです。聖霊が無ければ何もできないと言っても過言ではありません。この聖霊はパウロが証ししているように「イエスは主である」と告白し、証しさせ、信仰を私たちに与える存在です。この聖霊が働かなければ誰もキリストを主であると告白できないのです。それほどに私たちは罪深く、神を神とできないのです。 さらにこの聖霊が、私たち一人ひとりに豊かに賜物を与えるとパウロは語ります。聖霊が一人ひとりに与える賜物は違っていても「一人一人に“霊”の働きが現れるのは、全体の益となるため」だと証しされているように、私たち一人ひとりが共同体として、教会としてあるのは、全体の益、すなわちすべての人が真に平和の内に生きるためなのです。 先日、太陽の光が白いのは何故かというテレビ番組を見ました。少し調べてみましたら、太陽から発せられる光は、全ての光の色が目に飛び込んできて白色に見えるそうです。白という色そのものは、実は単色ではなくて、たくさんの色の光が合わさって白として目に映るのです。 このことを聖霊から送られる一人ひとりの賜物に当てはめてみると、白い光は神の栄光であり、それを顕すために私たち一人ひとりに与えられている賜物と働きは、白を顕す色々な色の光なのです。その一つでも欠けては神の栄光を顕すことができません。全ての光の波長が合わさるとき、それは目も当てられないほどに眩しい光として輝きだし、その光が世を照らし、世に神の平和を示すのです。 ですから教会は、建物ではないのです。一人ひとりが聖霊から賜物を与えられた群れ、共同体が教会なのです。ですから、場所的な制限はありません。それぞれの遣わされた場所で、同じ聖霊に導かれ、神を神とし、キリストを主と告白する者であるという共通項によって私たちは教会なのです。ですから、場所が離れていたとしても、教会は教会として立ち、遣わされている場で神の栄光を顕すのです。 この教会の誕生の瞬間、私たちの賜物が合わさって神の栄光を豊かに示しています。ペトロの力強い説教によって多くの人々が悔い改めて洗礼へと導かれました。 私たちもまた神の赦し、永遠の命、栄光を顕す教会としてこの世に立たされています。遣わされています。賜物や、語るべき言葉は一人の神から吹きかけられる聖霊から与えられます。この神の働きと力づけに信頼し、与えられている賜物で十分に神を顕すことができるということに自らを委ね、いま分裂と断裂の蔓延る世に在って、真の平和と一致を告げ知らせる者としての自覚を覚えて歩んでまいりましょう。 あなたがたの心と思いとを、キリスト・イエスにあって守るように。 7. 信仰告白 (起立) 司式)使徒信条によって、信仰の告白を共にしましょう。 全員)天地の造り主、全能の父である神を私は信じます。 そのひとり子、私たちの主イエス・キリストを、私は信じます。主は聖霊によってやどり、お とめマリヤから生まれ、ポンテオ・ピラトのもとに苦しみを受け、十字架につけられ、死んで葬られ、陰府に下り、三日目に死人のうちから復活し、天に上られました。そして全能の父である神の右に座し、そこから来て、生きている人と死んだ人とをさばかれます。 聖霊を私は信じます。また聖なる公同の教会、聖徒の交わり、罪の赦し、からだの復活、永遠のいのちを信じます。(アーメン) 8. 聖餐の設定 (起立) 司式)私たちの主イエス・キリストは苦しみを受ける前日、パンを取り、感謝し、これを裂き、弟子たちに与えて言われました。「取って食べなさい。これはあなたがたのために与える私のからだである。私の記念のため、これを行ないなさい」。 食事ののち、杯をも同じようにして言われました。「取って、飲みなさい。これは罪の赦しのため、あなたがたと多くの人々のために流す私の血における新しい契約である。私の記念のため、これを行ないなさい」。 会衆)アーメン 9. 主の祈り (起立) 司式)祈りましょう 全員)天の父よ。 み名があがめられますように。 み国が来ますように。 み心が天で行なわれるように、地上でも行なわれますように。 私たちに今日もこの日の糧をお与えください。 私たちに罪を犯した者を赦しましたから、 私たちの犯した罪をお赦しください。 私たちを誘惑から導き出して、悪からお救いください。 (み国も力も栄光もとこしえにあなたのものだからです。) (アーメン) 10. 配餐 (起立) ※一列にお並びいただき、聖卓に並べられたパンとぶどう酒をお受け取り下さい。 ※空のカップは、向かって左手に設置しているお皿に置いて、席にお戻りください。 ※パンは、手袋をして分けています、カップとお皿などは除菌しています。 司式)私たちの主イエス・キリストのからだとその貴い血とは、信仰によって、あなたがたを強め、守り、永遠のいのちに至らせてくださいます。 会衆)アーメン 11. 献金 (着席) 12. 教会の祈り (着席) 13. 祝福 (起立) 司式)主があなたを祝福し、あなたを守られます。 主がみ顔をもってあなたを照らし、あなたに恵みを与えられます。 主がみ顔をあなたに向け、あなたに平安を賜わります。 父と子と聖霊のみ名によって。      会衆)アーメン アーメン アーメン 14. 讃美歌 教団讃美歌 183番  主のみたま くだりまし、 わがこころ うごかして、 よわき身を つよくなし、 主をあいせしめたまえ。 15. 後奏

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